ワンウェイクラッチって?
どうも、前回の記事に続きサムライダーです。
つい最近、僕の916のセルが動かなくなりました。
セルスイッチを押しても、ウィィィィィィーン!と言うだけ。
これはマズイマズイマズイ・・・!
そこからすぐに、自力で916を押してバンキッシュに運び込み、原因究明に入りました。
どうやらHIDE氏曰く、ワンウェイクラッチが滑っているとの事。
ワンウェイクラッチと言いますと、バイクでは スターター(エンジン始動時)に使用されるギアです。
いうなれば、エンジンと セルモーターとの間です。
まずエンジンを始動する際に、セルモーターで エンジンを駆動させ 始動させます。
この間は トルクを伝えますが、エンジン始動後はエンジンのトルクがセルモーター側に伝わって、セルを壊さないように、エンジンとセル間のトルクをフリーにするための装置です。
では早速、写真を交えて916のワンウェイクラッチ取り外しの手順を紹介していこうと思います。
まずは水周り系の処理から。
僕の916は水冷4バルブのデスモクワトロエンジン。
当然、ケースカバーを外してワンウェイクラッチを見ようと思うとすると、手前に立ちはだかるのはウォーターポンプ・・・!
まずはポンプにつながる3つのホースを取外し、水抜きです。
そしてお次は、ケースカバーのボルトたちを除去。
まずはクラッチレリーズを取外し、その後ケースカバーのボルトを取外します!
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ここで1つ伏兵が。
クラッチレリーズの奥についているゴムを外すと、あら不思議。
こんなところからボルトが一本飛び出してきました。
実は僕、ボルトを全部外したのにはずれねえええええええええ!!!!と叫びながら、ケースを引っ張ったりプラスチックハンマーでコンコンしたりと、悪戦苦闘した結果、こんな所に一本隠れていた訳です。
今後ケースカバーを開けようと考えているみなさま、お気をつけください(涙)
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そしてケースカバーをパコッ。
そして中身はこんな感じに!
真ん中にある大きな円盤がフライホイールです。
こいつの奥に、問題のワンウェイクラッチがあります・・・!
そしてこのワンウェイクラッチが刺さっている棒がクランクシャフトです。
ワンウェイを外すためには、フライホイールを固定しているナットを外す必要が・・・
しかしここで一つ問題。
普通、この部分は30mmのソケットを使用して、エアーインパクトか電動インパクトで外すのですが、店のインパクトではパワーが足りなかった!!!
これはヤバいぞ・・・!と思ったが、よく考えてみるとたいした問題でも無かったのです。
インパクトがダメなら、ぶったたけば良いじゃないか!!!!
そうです。ブログを日ごろから読んでくださっている方はご存知かも知れませんが、僕はスリッパーを解体する際、よく大型ラチェットやスピンナーハンドルをかまして、その柄の部分を巨大プラスチックハンマーで叩くという、必殺 インパク手(自称)を使用します。
そして外れた結果がコイツです。
外すと、中身はこうなっています。
ここを見ただけでは、まだ何がおかしいんだろう・・・?と首をかしげていた僕ですが、シャフトが通っている部分を見てあいた口がふさがらなくなりました。
え、えぐれてやがる・・・!!!
そうです、ここは本来、ワンウェイベアリングが接触する部分なのですが、セルを回すうちにこの部分がけずられ、最終的には役目を果たさなくなっていた訳です。
と、今回の診断はここまでです。
原因が特定できたので、次はパーツを発注しての組付けです。
はたして916は、年内に動き出すことができるのでしょうか・・・
―続く―
どうやらDUCATIや、圧縮比の高いバイク(主にV-MAX等)は、ワンウェイクラッチがよく滑るそうなので、僕と同じような症状でお困りの方は、是非当社にご相談くださいませ!