☆「さだやすにち」とは☆
ある、子供がこう言った。
「もとにちさだやすにち、だったよ。」
(何の事を言っているのだろう・・・。 子供達の間で流行っている、暗号か何かだろうか・・・。)
その子供が何の事を言っているのか、私には理解出来なかったが、
「そうかい、それは良かったね・・・」
と言っておいた。
また、ある老人はこう言った。
「しいえるおうえすいい、じゃったよ。」
(だから一体何の事だ??)
私は、直ぐに、
「一体何の事ですか?」
と聞き返した。 老人は私には近づこうとせず、
「だから、しいえるおうえすいい、なんじゃよぉーーーー!」
と言いながら走り去り、あっという間に見えなくなってしまった。
極めて元気な老人だ。 若い頃は、陸上部所属だったに違いない。
しかし、やはり私にはさっぱり、何が何だか分からなかった。
この街で、何かが起こっているのだろうか・・・。
ところで、先程から、地元住民の視線がやけに気になる。 どうやら、よそ者である私だけに
向けられている様だ・・・。 ヒソヒソ・・・と聞こえるか聞こえないかという程度の
ささやきが聞こえてくる。 一体何だというのだ!?
この街は、よそ者お断りなのだろうか・・・。
不安で仕方がない・・・。
そうこうしているうちに、バンキッシュに到着した。
お店のガラス扉にはこう書かれていた。
「本日定休日」 「CLOSE」
そうだ! 今日はバンキッシュの定休日だったのだ!
しかも、ガラス扉に映る自分の姿を見て、今気付いたのだが、私のブリーフは3日間履きっぱなし
で、前も後ろも汚れで大変な事になっていたのだ!!
もちろん、ズボンなど履いてはいない!!
全てのシーンが私の頭をよぎる。
「ああ、なるほど・・・」
歯車が、ガッチリと噛み合った瞬間だ。
私は、引き返すことにした。 来た道を、そのまま。
これからどうするのかって?
もちろん決まってる。
買いに行くのさ。 新しいブリーフを。
以上、ライトノベル 「バンキッシュを尋ねる謎の男」 第一編でした。
☆ ということで、本日、バンキッシュは定休日のお休みを頂いております ☆
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